🌱 土・培養土 — 失敗の3割は土で決まる
「品質管理の現場でいう"インプット品質"が、土の質です。 最初の3年間に犯した失敗の半分は、格安の培養土から始めたことが根本原因でした。 土への投資を惜しむと、あとで何倍もの損をします。」
— 増田博之
土選び 3つのチェックポイント
① 元肥が入っているか
「元肥入り」の表示があれば植え付け後2ヶ月は追肥不要。 初心者が最初に挫折するポイントが「肥料切れに気づかなかった」ことなので、 この2ヶ月のバッファは大きい。
② pH 6.0〜6.5 範囲か
ほとんどの野菜はpH 6.0〜6.5 が適正範囲。市販の培養土はこの範囲に調整済みのものが多い。 袋の裏に記載があれば確認する。ない場合はpH計で計測する習慣をつけると安心。
③ 2年目以降は必ずpH計測
水やりを繰り返すと土は少しずつ酸性に傾きます。 4年目の夏、肥料を与えているのに葉が黄色くなり続けた原因はpH 5.2 でした。 苦土石灰で6.0に戻したら2週間で葉の色が戻りました。
おすすめの土・培養土
よくある質問
Q. 去年使った土は再利用できますか?
できます。ただし必ずpHを計測してください。酸性に傾いていたら苦土石灰で調整し、 古い根をすべて取り除いてから再利用します。2〜3年に一度は新しい土に交換するのがおすすめです。
Q. 庭の土をプランターに使ってもいいですか?
おすすめしません。庭土は密度が高く、プランターでは水はけが悪くなります。 根腐れのリスクが高く、病原菌や害虫の卵が含まれていることもあります。 市販の培養土との違いは「排水性」と「衛生状態」です。
よくある失敗
- 格安の培養土を選ぶ → 元肥なし・水はけ悪・虫卵入りのリスクがある
- pH測定をしない → 酸性化して肥料が効かなくなるのに原因がわからない
- 苦土石灰を一度に大量投入 → pHが7.5を超えて植え付けできなくなった
- 余った土を袋のまま野外放置 → コバエが大量発生、翌年には使えなかった
このカテゴリの関連記事
道具の前に、まず何をどう失敗したかを読んでおくと選びやすくなります。
プランターで根腐れが起きる原因と対策
失敗ノートに「根腐れ」が32回出てきた。そのうち28回は底穴の問題だった。スリット鉢に変えただけで根腐れはゼロになった話。
格安の土で3年失敗して学んだ、土の選び方
最初の3年間に犯した失敗の半分は、格安の培養土を使い続けたことが根本原因だった。元肥・pH・バーク堆肥の3点で選ぶ。
肥料が効かない原因の28%はpH異常だった
肥料を十分与えているのに葉が黄色くなり続けた。pH計で測ったら7.8。ピートモスで6.0に戻したら2週間で葉色が回復した話。
毎朝の水やりに変えてから根腐れと枯れが同時に減った
「土が乾いたら水をやる」は正しいが夏の午後は根が傷む。朝の水やり・指の2節チェック・底穴確認の3点に絞った記録。
ほうれん草・小松菜の秋まき——pH調整を知る前と知った後
ほうれん草は酸性土壌では育たない。苦土石灰でpH6.0以上に調整してから播く。小松菜は秋の最初の練習に向いている。
ブロッコリーの側花蕾を知らなかった最初の秋と、3ヶ月収穫し続けた年の記録
頂花蕾を収穫してそれで終わりと思っていた。側花蕾を取り続けると10月から12月まで収穫が続くことを3年目に知った。
レタスは外葉から取り続けると1株から3ヶ月収穫できる
結球を待って一度に収穫しようとした最初の年、半分以上が花芽になって終わった。外葉収穫法を知ってから3ヶ月使い続けられるようになった。
小ネギは切り戻しを繰り返すと1株から4ヶ月収穫が続く
スーパーで買った根つきの小ネギを植えたら再生した。種から育てると5〜6回切り戻しながら4ヶ月間収穫できる。
使い終えた土を毎年捨てていた5年間——土の再生方法を知ってからの変化
年間1万円以上かけて土を買い替えていた頃。ふるい・日光消毒・再生材の3ステップで同じ土を5年以上使い続けられる。
ハツカダイコンは20日で収穫できる——間引きをケチって0本だった記録
最短20日で収穫できるが、間引きを怠ると根が太らない。失敗した最初の年と、間引きを徹底した翌年の違いを記録する。
三つ葉と春菊は半日陰が向いている——日当たり不要のプランター野菜
日当たりが悪い場所でも育てられる野菜がある。三つ葉は半日陰・湿り気が適地で、春菊は秋まきが正解。日陰ベランダの活用記録。
プランター菜園を始める前に決めておくべきことの記録
最初から全部揃えて後悔した年と、最小限で始めてから徐々に広げた年の違い。置き場所・野菜の選び方・最初の優先順位。
連作障害を知らなかった4年間と、ローテーション管理で収穫が戻った記録
4年間同じプランターにトマトを植え続けて失敗した年。ローテーション表をつくった翌年から収穫が戻った記録と科ごとの目安年数。
冬越し野菜の選び方と、プランターを空にしない12月の記録
冬は収穫できないと思っていた4年間。小松菜・ほうれん草・ブロッコリー脇芽を選べば12月でも収穫できる。不織布の保温効果と冬管理の記録。
種から育てると何が変わるか——苗購入との違いを記録した8年分
種まきと苗購入のコスト・失敗率・達成感の違いを8年分の記録から比較。種が向く野菜と苗から始めるべき野菜の見極め方。